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by taiyo-hospitality

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これは佐々木正美先生をはじめ、多くのTEACCHプログラムの理念に精通した方々の言葉です。

育った国の違いで、もののとらえ方や感じ方に違いがあります。日本人はお米が好きで、なおかつ日本米でないと好みません。何だか知らないけどお辞儀をします。タイ米やハグを嫌います。日本人は、この感じ方ややり方に安心感を覚え、こだわります。でも、タイ人から見たら、欧米人から見たら・・・。

自閉症スペクトラムの人は、障害の特性でもののとらえ方や感じ方に違いがあります。自閉症スペクトラムの人は、システム的なことが好きで、なおかついつもそうでないと好みません。何だか知らないけど飛び跳ねます。新しいことや別のやり方を嫌います。自閉症スペクトラムの人は、この感じ方ややり方に安心感を覚え、こだわります。でも、健常者(と呼ばれる人)から見たら・・・。

障害者支援、特に自閉症支援では、「これ善かれ」の前に彼らの価値観を大切にしないといけません。自閉症スペクトラムの人たちのもののとらえ方や感じ方には、悪意はありません。欲はありません。、商・SHOW的なワクワクドキドキ感を楽しめるのは健常者の感覚。それを感じない、それに乗らないのが健常者と違う所です。できないのではありません。適切な方法で時間をければ関心を示すようになるかもしれません。ならないかもしれません。

欧米人には、「相手の視点の心地よさを考える」という「ホスピタリティー」があります。主人公は「相手」です。日本の「おもてなし」の根底は「日本の良さを伝える」です。主人公は「日本・日本人」です。日本での異文化交流(障害者支援・介護・子育て・外国人)のむずかしさがここにあります。
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by taiyo-hospitality | 2014-06-25 09:25 | ノーマライゼイション | Comments(0)
「この人は、こういう人なんだ」を分かってもらうことが共生社会の基礎。

移動支援では、ガイドヘルパーが本人に下記のような付き合いができます。

Aさんは、日産CREWのタクシーが好き。日曜日にタクシー乗り場で30分待って日産CREWに乗れた。運転手さんにその嬉しさを話していた。運転手さんが「また乗りたくなったら電話してね」と名刺をくれた。

B君は、バスが好き。ナンバーにこだわる。休日の楽しみは、そのナンバーのバスに乗ること。彼の調査に基づき移動支援をするが空振りも多々あり。そこで、バス会社の営業所(車庫)にアポを入れて連れて行き、挨拶・自己紹介とともに、今後バス車両の運用の問い合わせをすることの許可をお願いした。快くOKしてくれただけでなく、運転手さんの点呼の場面や、車庫の見学までしてくれた。

C君は学校から出て最初の横断歩道を渡り、みんなと反対側の歩道を歩く。下校時の旗振りおじさんは初めのころ「この子は声を出すし、付添人がいるし、道を渡った側の家でもないのに、なぜこの横断歩道を渡るんだろう」と思っていたはず。旗振り(車を止める)が後手に回っていたが、最近は彼の顔を見ると、あらかじめ交通を止めておいてくれる。

Aさん、B君、C君、自閉症スペクトラムの人の価値観(文化)は、健常者視点の価値観に合わないことは多々あります。でも支援者は理解者のはずです。理解者が本人と社会の懸け橋になることで共生社会は築けます。また、自閉症スペクトラムの人は、システムや環境を理解してからでないと踏み出せないことが多いので、「これ善かれ」的支援は多くは不発。特に「みんなと一緒系」や「世間の流行系」、「お楽しみ系」。不安や不満が残るだけ、つまり二度とやりたくない、になってしまうこともありますので、興味を広げさせたい気持ちは、彼らの自発的な行動が出るまで待ちましょう。気に入った場合でも、その環境が常に保障されていなければ本人の希望がかないません。一回限りの特別イベントは要注意。
<自閉症スペクトラムの人が公共交通系、特に鉄道に興味を示すのは、システムと環境の確実性が起因すると思います。線路の上は鉄道車両しか走りません。駅の順序も変わりません。これが何十年、東海道線は120年以上続いています。その確固たるシステムの中での変化、急行列車の停車駅パターンや何年に一度の新型車両・新駅誕生はストレスなく受け入れることができるのです>

Aさん、B君、C君、数年の付き合いの中で、新たな興味の表れはほとんどありませんが、無くなったこだわりはありますし、付帯的にやれることが増えています。

Aさんは、旧型タイプ車が好きなんです。”そのこと”(嬉しさ)は、他人に伝えることができるのです。
B君は、ナンバー指定でその車両に乗りたいのです。”そのこと”で、FAXでの問い合わせのための文章をパソコンで打つのです。
C君は、その道順が好きなんです。”そのこと”で、徒歩下校が出来るんです。
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by taiyo-hospitality | 2014-06-24 13:10 | ノーマライゼイション | Comments(0)