自閉症の鉄ちゃん、全員集GO!他の障害や、ちょっと気持ちが落ちてしまった人も、鉄道が好きなら大丈夫!出発進GO!


by taiyo-hospitality

僕、SLが好きなんだ

2019年1月1日、高齢者の旅行同行サービス(旅行ヘルパー)として乗車した大井川鉄道SL列車「新春開運号」。

気になる親子がいました。言動で障害があることは察しが付きました。お母さんは、彼の行きたいところに穏やかに付き合っていました。ホームの端から端まで、列車の先頭車から最後尾まで。

帰りの車内で、私たちの乗る最後尾の車両に来たので声を掛けてみました。長崎から来たとのこと。さらに驚いたことは何度か大井川鉄道のSLに乗りに来たことがあるとのこと。「とにかくSLが好きなんです。やまぐち号も乗りに行きますよ。」と、お母さん。

好きなことがあり、それをやることが出来るということが何よりの幸せ!と考えます。

①好きなことは本人が創ります。本人の発意です。
②好きなことをやるために、障害のある人は周りのサポートが必要です。

①の段階で、「こだわり」とか「そればかりじゃなくて他のことにも興味を持ってもらいたい」という仕向けが多々起こります。概して学校の先生、施設の支援員、時には親が、本人の好きなこと(こだわり)をやらせない指導や、やらなくなったことに成果を求めます。それは本人の発意を踏みにじる行為です。
②の段階で、親以外のサポートに引き継ぐタイミングが大切です。この親子もトイレで苦労していました。男は男同士、鉄は鉄同士がいいのでは。また、お母さんもお母さんの趣味を楽しみたいでしょう。

好きなことが見つかると、楽しくなります。
好きなことが出来ると、活き活きなります。
好きなことをやるために外に出掛けると、人生が豊かになります。

ザ・ブルーハーツ「少年の詩」
♪窓を開けても 何も見つからない そこから遠くを眺めてるだけじゃ♪
♪そしてナイフを持って立ってた♪

親の車や施設の送迎車の窓、一日中いる施設の窓。言われたままの居場所からじゃ見つからない!
私は「ナイフ」とは「決意」のことだと考えます。僕はやりたい!の決意です。

ザ・ブルーハーツ「パンクロック」
♪僕 パンクロックが好きだ 中途半端な気持ちじゃなくて 本当に心から好きなんだ♪
♪友達ができた 話し合えるやつ 何から話そう僕のすきなもの 僕 パンクロックが好きだ♪

パンクロックを好きなものに置き換えればすべてに当てはまります。

太陽ホスピタリティーは、外出支援特化型事業所(Outing Assistance Service)です。
障害者手帳をお持ちの方は公的サービスの「移動支援」がご利用いただけます。
手帳をお持ちでない方や移動支援のルールーを超える内容の場合は自費サービスの「旅行同行サービス(旅行ヘルパー)」がご利用いただけます。
またヘルパーには、添乗員経験者、ホテルマン経験者、鉄ちゃん、登山経験者がいます。自閉症対応も得意としています。外国人や英語堪能なヘルパーもいますので、障害や高齢等でサポートが必要な訪日外国人観光者も大歓迎です。

さらに、鉄道が好きな障害のある人・ボーダーの人・不登校などの人のための「鉄道が好きなら大丈夫プロジェクト」を開始しました。昨年12月にイベントを開催しました。次回のイベントは2019年2月です。イベント以外にも、日常集まる「鉄道学園」も行っています。

「移動支援」「旅行同行サービス」「鉄道が好きなら大丈夫プロジェクト」「鉄道学園」のお問い合わせは taiyo-h@ma.tnc.ne.jp 山内まで。


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とにかくSLが好きな彼 <画像UPの承諾を頂いています>
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定期的に旅行同行サービスを利用される旅行好きな高齢者のAさん
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# by taiyo-hospitality | 2019-01-05 08:47 | 鉄ちゃんとして

街2

毎年12月恒例の移動支援は、H君(ASD)の東名バス旅行。夏ごろからH君から移動支援のリクエストが入る。乗車するバス(全てのバス停に停まる便)も、バスの座席番号(8A、8B)も、訪ねる先(中華料理屋)もいつも同じ。

年に1回訪れるだけの中華料理屋だが、今回は雨のため外で傘をたたんでいると店のママが「よく来たよく来た、元気元気」と言ってドアを開けてくれた。いつも注文しなくても大盛りにしてくれるが、今回は注文していないのに鶏の唐揚げが付いてきた。

いつものパターンが好きな自閉さんにとってはこんなに居心地のいいところは無い。ママも雰囲気もメニューも何年も変わらない個人店。ママの日本語が全然上達しないのも変わらない。営業中の札も、いつものガムテープ留めで変わらない。

しかし、いつも帰りのバスの中で食べるいつものパンを買いにいつもの全国チェーンのパン屋に行くと、いつもH君のくどい話に付き合ってくれるいつもの店長さんがいない。聞くと別の店舗に異動になったとのこと。また、東名バスの車両タイプもいつもの旧型ではなく新型になっていた。

実はこんな感じで自閉さんもどうしようもない変化は受け入れていくのです。その支えになるのは、今までの満足と、まだ変わらないものが残っていること。H君にとっては中華料理店は今まで通り残っている安心感。パン屋の店長さんは数年付き合ってくれたという満足。旧型バスは何十年も乗ったから満足。人事異動も車両更新もH君にはどうすることも出来ない。まだ残っているいつものものがある安心感や過去の満足感がなければ彼は八方塞がりの窮地に追い込まれ、理解どころかパニックを起こすしかないのです。

「こだわり」は自閉さんの三大特性の内のひとつ。いや、人はみんな「こだわり」を持っている。その強弱は人それぞれ。人は誰でも「こだわり」を上手く活かして生きているのではないでしょうか?街(実社会)には変化するものもあれば、変化しないものもある。自閉さんには葛藤の場であるからこそ、自閉さんの「こだわり」に付き合う人が必要。満足が「こだわり」を弱める場合もある。強制的に抑制させられたら絶対に抜けられません。「何やってんの!またぁ~!やらない!ダメ!」と言っている人もその態度・フレーズは、無理解の露呈。そもそも、その無理解者のその態度だって何年も変わらないじゃないですか?

屋根の下の見せ掛けの訓練ではなく、街(実社会)で繰り広げられている現実だから彼らも納得できる!

ザ・ブルーハーツ「街」
♪見せかけばかりじゃない、口先だけでもない♪




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# by taiyo-hospitality | 2018-12-27 08:12 | ホスピタリティー

全肯定型(ロックンロール型)地域福祉事業所 NPO法人ハイテンションのクリスマスパレードに、太陽ホスピタリティーの移動支援を利用して4名が参加。

ロックンローラー理事長、かしわ哲は歌いました。
♪War is over, if you want it♪


サンタは言いました
♪お前の鼻は役に立つのさ♪

障害があるとか無いとか、生まれたところや、皮膚や目の色、すべての違いを持って街に繰り出すと、誰ひとりとして同じ人に出くわさないことが分かる。気持ち良くバラバラ。

屋根の下のパーティーではなく、街に繰り出すパレードだから実感できる!

ザ・ブルーハーツ「街」
♪いつか会えるよ 同じ気持ちで爆発しそうな仲間と きっと会えるよ♪


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War is over ,if you want it♪
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                         ♪お前の鼻は役に立つのさ♪

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# by taiyo-hospitality | 2018-12-21 08:09 | ホスピタリティー

なんでだろー

今秋の特別支援学校の修学旅行の添乗も今回で終了。

夕方、ホテルに到着時した時に「夕方に着いたけどヒルトンだったね」と生徒さんに声掛けをした。みんな無言でロビーに流れ込む。なんでだろー?

一人だけ先生が「明日の朝もヒルトンだよ」と生徒さんに言っていた。

夕食後、外に出てみると、やっぱりヒルトンだった。

我々の食事会場の向かえの部屋は・・・。

夜もヒルトン、朝もヒルトン、何でだろー?

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# by taiyo-hospitality | 2018-10-12 20:15 | 養護学校修学旅行添乗記
担当している静岡産業大学情報学部でのユニバーサルツーリズム論の授業では、「当事者の生の声」を聞いてもらい、「当事者の実際」を見てもらうために、車椅子ユーザーで車を運転するYさんに毎回来てもらっている。今日は天気がいい。そうだ!見てもらおう!
レンタカーはユニバーサルツーリズムには一見関係なさそうですが、いやいや環境を整えれば、いろいろな車に乗ってみたい車椅子ユーザーの日本人や、日本車に乗りたい車椅子ユーザーの外国人を取り込める。

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障害者はできない人ではなく、こうすればできる人。

駐車場の車椅子用駐車スペースはなぜ必要なのか?
このスペースがあれば、このようにして車に乗れるからです。どこかの県では車椅子用駐車スペースを「譲り合いスペース」何て言って車椅子ではない人の利用を許可している。そこに駐車できなければ車椅子の人は車の乗降ができなくなってしまうのに。実際Yさんは、車椅子用の駐車場が利用できなくて電車に乗り遅れてその日の予定をふいにしたことがある。
高齢者、足の悪い人等の車の駐車は、健常者が譲り合いをしてください。

車椅子用駐車スペースに車椅子以外の人が駐車している光景は、先進国の人には奇異に映るはず。2020東京オリンピックまであと・・・。


# by taiyo-hospitality | 2018-10-10 19:27 | ユニバーサルツーリズム論 静岡産業大学