ユニバーサルツーリズムは日本を救う ~高齢者~
2017年 10月 08日
6月に旅行同行サービスを初めて利用したT夫婦も大の旅行好き。認知症のため後見人さんが付いているが、ため込んだ新聞のツアー広告で後見人さんに旅行をせがむそうな。顔合わせの時、日本一周新幹線ツアーをリクエストしてきたが、まず最初は日帰りでと決めた。その後2回打合せでご自宅に伺ったが、認知症のため毎回が初対面状態。
旅行当日は景色や、駅名・地名・石碑・案内板を読み、それに関連する歴史などの事柄を話していた。実はご夫婦とも出版社に勤め、ご主人は著名な作家と出版イベントや講演会で全国を飛び回っていたバックグラウンドをお持ち。
高齢者対応はいたってシンプル。回想法と計画力を使う対応をしているかどうか。今までやってきたこと、今まで好きだったこと、今まで通りが出来ることが幸せであり、介護予防でもある。その人が経験したこともない内容で高齢者に対応すれば、成果もなく介護保険給付が増大するのは当たりまえ。オレ流のYさんは施設が行うレクには参加しないそうな。聞いてみたら「あんなのつまらんじゃん」。T夫婦もデイサービスには行ってないそうな。と言うか、デイサービス自体を理解していない。
介護政策では旅行は対象外。旅行のことを考えていればイキイキしているのに。旅行に出れば現役時代がよみがえって、頭の回転がよくなり、行動もシャキッとしているのに。
オレ流をサポートする介護政策が急務。オレ流をサポートする介護政策が日本を救う。