多様性
2019年 07月 31日
多様性の推進といっても、多様性の土壌のある国とない国では推進方法、内容は大きく異なる。
サルサガムテープがバンコクでライブを行った。
日本の文化庁の障害者の文化芸術国際交流事業の一環であるが、ライブを行ったバンコクアート芸術センター前には特に「福祉」とか「障害者」のイベントといった案内や、サルサガムテープが障害者を含むロックバンドという案内はなかった。そうであろうとなかろとう、人が集まる。実に多人種。音楽に合わせてノリノリ。一緒に踊ろうの場面では多くの人が躊躇することなく前に出てきて手をつないで・・・。多人種ゆえにバラバラでOK。
ショッピングセンターに入った。エレベーターは上りと下りが対ではない。あっちにもあり、こっちにもあり。バラバラ。
空港は通路の両側に搭乗待合室があるわけではない。
公共交通の優先席には「こども」が対象。こどもは席に座るな!と高齢者が声を荒げにするどこかの国とはまるで違う。
ニューハーフも多く存在するこの都市でさえ「さらなる多様性の推進」を掲げている。
単一民族の弊害でちょっとでも異なることや人を毛嫌いしてきたけどこれからは多様性のある国にしよう!という国もあれば、現在の多様性よりもっと多様化を!という国もある。
by taiyo-hospitality
| 2019-07-31 20:10
| ノーマライゼイション