人気ブログランキング | 話題のタグを見る

自閉症の鉄ちゃん、全員集GO!他の障害や、ちょっと気持ちが落ちてしまった人も、鉄道が好きなら大丈夫!出発進GO!


by taiyo-hospitality
自閉症カンファレンスNIPPON2013のポスターセッションで、中部大学松本和久先生と取り組んでいる旅行支援について発表しました。

ASDの人達も修学旅行まで経験しているのに、卒業後は一般の人のように「ツアー」を楽しむ環境(一般社会資源)がない。これは、特別支援学校教諭経験者の松本先生と、支援学校修学旅行添乗員経験者の山内の一致した意見。最近旅行会社が手を付け始めた「介護旅行」は、あくまでも身体的介護の必要な人のための旅行。

本人達に我慢などをを強いる事無く、保護者にも気兼ねのいらないツアーが市場にあれば、本人・保護者が「あの旅行はいいぞ」と、リピーターになる。これはごく普通の市場論理。

マイノリティーがマジョリティーになって社会を変える。福祉資源を増やし、福祉資源につなげるだけでは、彼等は永遠にマイノリティー。一般社会を動かし、彼らが一般資源・地域資源でごく普通に暮らす社会に。彼等は一般社会で生きているのですから。

声を掛けて頂きました、名古屋の方、北名古屋市の鉄ちゃんのお母さん、千葉の方(1階部分が定員3名はJR東海バスのプレミアムシートです)、今年施設の旅行担当になったという男性の方、ご関心を寄せていただきましてありがとうございました。
旅行支援 自閉症カンファレンスNIPPON2013_f0195579_128174.jpg


P.S. 2008年のカンファレンスでは、実践報告O18(18才以上)で「現役添乗員による旅行支援 鉄ちゃんは幸せ」を発表しました。もちろん鉄ちゃんは利用者の名前ではなく、鉄道ファンです。
また、学研「実践 障害児教育」2009.10号、もっと楽しく修学旅行の特集でもコラムでお手伝いさせていただきました。
# by taiyo-hospitality | 2013-08-26 12:02 | おしらせ/イベント/勉強会
発達障害、自閉症スペクトラムの人をメインとした「ホスピタリティー旅行」 
2012年12月実施、名古屋のリニア鉄道館へ行ってきました。最大の特徴は中部大学(愛知県春日井市)の松本先生とゼミ生の協力を得て、現地ではマンツーマン支援が出来たこと。その他の工夫は
バス・・・トイレ付、カームダウンスペース設置
旅行のしおり・・・視覚重視。ペアの学生さんの写真入り
旅行支援 ホスピタリティー(おたがいさま)旅行_f0195579_8183441.jpg


高齢者向け「おたがいさま旅行」
①2013年3月実施 日本平ホテルでアフタヌーンティータイム(参加者20名)
そろそろ春です、といってお誘いをしました。参加者20名。
②2013年4月実施 スカイツリー・相田みつを美術館(参加者36名)
スカイツリーの団体予約が確定した昨年10月に募集を開始、一週間で満席に。トイレ付バス&太陽の旅行ヘルパー2名同乗。
旅行支援 ホスピタリティー(おたがいさま)旅行_f0195579_8333322.jpg
旅行支援 ホスピタリティー(おたがいさま)旅行_f0195579_835949.jpg


太陽ホスピタリティーの事務所は、地元駅前で60年続く洋服屋「キリンヤ」の中にあります。野菜や漬物も売っているため毎日徒歩で、自転車で、バスで通ってくる常連さんが多くいます。そして店内で会った同志でおしゃべり、時には人生相談。太陽の役目は、たまには遠出をして見ましょう、のお誘い。トイレ付バスで、お互い様で。何かあっても、ヘルパーが一対一で対応します。4月の旅行では、一対一対応の事象が実際ありました。でも、お互い様。

旅行が近くなると店内で、「なにょー着てかっかしん(何を着ていこうかしら)」の会話が聞こえ始め、旅行後の店内は「○○さんは、バイキングであ~んなに食った後、またケーキ3つ持ってきて、や~だよ~」「お土産買い過ぎちゃってさ~」etc。そして「次はいつ連れてってくれるだかしん?(次の旅行はいつですか?)」。

介護旅行も大切ですが、キリンヤ族(介護不要の元気な高齢者)へ向けた旅行は日本の経済と介護問題を解決するのではないでしょうか。日常のお出掛けから大きな旅行まで、「外出」できる環境作りは日本を救うキーポイントです。特に、徒歩、自転車、地域の路線バスで買物・通院等の日常の外出ができていて、その外出先でおしゃべりする場所がある環境の維持。本田圭佑じゃないけど「個」を高めることで全体を高める発想が、高齢者・障害者支援には必要です。山下清がみんなと一緒に障害者施設の屋根の下で絵を描く?寅さんがデイサービス?山下清、寅さんが送迎車で拾い集められちゃーおしまいだよ。
個人商店<点>と、それを結ぶ徒歩・自転車・路線バスなどの自主的移動手段<線>、その環境が<面>となりる「まちづくり」が今の(今後ではなく今でしょ。日本は世界初の超高齢社会にとっくに入ったのですから)日本の高齢者や、旧態依然の支援を受けている障害者のQOL向上になり、ひいては日本の社会的損失を防ぐ(Loss prevention)でしょう。
# by taiyo-hospitality | 2013-06-04 08:23 | 旅行同行サービス
佐々木正美先生 子どもへのまなざしを読む会_f0195579_9164494.jpg

# by taiyo-hospitality | 2013-05-16 09:17 | 子育て佐々木正美先生 

ねーねーお母さん聞いて

事務所の4軒隣に、名古屋発祥で全国チェーンの喫茶店がある。

GW初日の朝、事務所の前の道路から
「ねーねー、お母さん聞いて!」と女の子の声が。そして「すごーくおいしかった!」。

GWだからできる、いつもと違う朝食がよほど嬉しかったのでしょう。
「おいしかった」の本当の意味は、「嬉しかった」「ありがとう」だっだのかな?だって、トーストとゆで卵だけなんだから・・・。

只今、佐々木正美先生の子育て論を猛勉強中。満足いっぱいのこの子は、自律できる子になるでしょう。

親が自分に嬉しいこと・楽しいことをしてくれた。親は、そのようなことをしてくれる大人なんだ。自分は、そのようなことをしてもらえるに値する子なんだ。

自己肯定感が芽生え、自分を大切にし、親・他人も大切にし、将来のこどもにも同じことをしてあげて大切にすることでしょう。


ねーねーお母さん聞いて_f0195579_17275193.jpg

# by taiyo-hospitality | 2013-04-27 17:28 | 子育て佐々木正美先生 
昨年末に、隣町の包括センターさんから「旅行好きの男性が・・・」と、問い合わせがありました。太陽はどこでもお付き合いしますよ!と説明すると、当初おっしゃていた希望の「近隣のお出掛け」が「東京スカイツリー」に変わり、そして「夜のスカイツリー」に変わり、最終的には本当に行きたいのは「札幌雪まつり」であることが分かりました。面識のない方でしたので、ご自宅やデイサービスを計6回訪問してご本人の様子を見学させていただくと同時に、旅行計画を進めて行きました。2月10日~12日の2泊3日で定山渓温泉と札幌ゆきまつり見学でしたが、札幌では、現地の旅行ヘルパーの事業所から男性ヘルパー派遣と、雪道用の車椅子・防寒具を用意していただきました。

静岡に戻りご自宅まで送り届けた後、「タクシーで帰りな」と気を使っていただき、いつものタクシー会社のいつもの運転手が来ました。運転手が「○○さんが乗るんじゃないんだ」と言って私を乗せ出発。何の事情も知らない運転手が「今日の○○さん、すごく表情が良かったんだけど、何かあったんですか?」と。ちなみに、ケアマネさんから「食事はあまり食べないかも」と言われていましたが、旅館での夕食会席膳は完食でした。
旅行好きの人は旅行が一番の力の源、誰でも好きな事をやることが一番がという証明です。
旅行同行サービス 札幌雪まつり Sapporo Snow Festival_f0195579_1134431.jpg


2月の話題を4月にお届け、better than nothing 長~い目で見てやって下さい。
# by taiyo-hospitality | 2013-04-25 11:05 | 旅行同行サービス